教育モデルと情報基盤

次世代情報システム検討分科会

1.活動方針

 近年、ICT分野においてクラウド化が進行していますが、大学ではクラウドサービスは様々な理由により一部の分野に適用されているのみであり、民間企業に比べてそれほど広がりを見せていません。一方で、文部科学省では、「大学改革実行プラン」において、大学教育の質的転換とともに多様な大学間連携や地域との連携が期待されており、さらに昨年「情報化時代に求められる『多様な個性が長所として肯定され活かされる教育』への転換」の審議が開始され、これまでの日本の教育の「強み」は大事に残しつつ、学校教育の転換とそのために必要な施策についての検討がはじまっています。

 これらの背景を踏まえ、本分科会では、クラウドコンピューティングを活用した大学間共同利用の実現性、アプローチ方法を活動方針とし、2013年度は大学におけるIR分析の活用検討と分析テンプレートの作成、2014年度はタブレットを中心としたキャンパスライフの検討、2015年度は、大学のクラウド活用をメインテーマとし、学生・教職員向けサービスや新しい教示方法におけるクラウドの可能性について、をテーマに取り組みました。

 今年度は、学生・教職員のICT活用シーンとしてPCだけでなく、スマートデバイスの利用が急速に広がっていることに着目し、『個性的な学びを育むキャンパスを目指して』大学におけるデバイス活用の方向性とクラウド環境との融合について探求します。

2.活動テーマ

「PC vs スマートデバイス」
-新しい情報教育のあり方-

 大学教育においてより有効にICTを活用するために、利用者、特に学生のICT活用実態を踏まえる必要があります。近年、スマートフォン、タブレット等のスマートデバイスの利用が急速に拡大しており、学生のコミュニケーション、情報収集においてなくてはならないものとなっています。

 大学における様々なICT利用について、「PC vs スマートデバイス」をテーマに各デバイスの特性を理解し、新しい情報教育のあり方について検討します。

3.活動概要

 本分科会のテーマである「教育モデルと情報基盤」の中で、今年度はテーマを「PC vs スマートデバイス ~新しい情報教育のあり方~」と設定し、次に示すサブテーマで年間3回の分科会を開催します。また、分科会に加えて、2回のWGを開催し、テーマに沿った成果物を作成します。

  • スマホの活用事例とタブレットからPCに戻した事例
  • アプリとサービスを切り口とした利用動向 四方山話
  • 新しい情報教育のあり方を考える

 それぞれのテーマについて、事例研究(他大学や他業種の導入事例のご紹介)、討議(キャンパスライフにおけるICTの活用シーン、機能整理)、キャンパス訪問(施設見学)の中から幾つかの内容を盛り込むことを予定しています。